2023年4月21日:シュプリンガーネイチャー・ニュース No.4 / 2023 Nature関連誌 2024年創刊ジャーナル
- Nature Cities:Nature Cities は、SDGsに関連したジャーナルであり、現在の変わり続ける世界において都市およびそれらの位置付けを広く理解するための研究、意見、アイデアを扱います。
- Nature Chemical Engineering:Nature Chemical Engineering は、化学工学者、化学者、物理学者、環境学者、材料科学者などの幅広い科学コミュニティーに影響力を持つ、応用化学、物理学の最先端研究を出版します。
- Nature Reviews Electrical Engineering:Nature Reviews Electrical Engineeringは、研究者、エンジニア、産業界の科学的な交流のための包括的・学際的な場になるとともに、最高品質かつインパクトのある工学研究の展望と分析の出版を通して、電子工学分野の専門家たちを結び付けます。
情報科学の会議録として著名なLecture Notes in Computer Science (LNCS)は、今年創刊50周年を迎えました。1973年に創刊したLNCSシリーズは、サブシリーズとして、人工知能研究を中心とするLecture Notes in Artificial Intelligence(LNAI)およびバイオインフォマティクスのLecture Notes in Bioinformatics(LNBI)も含みます。これまで、情報科学と情報技術の研究のみならず、教育・指導および教育学における新しい発展を発表する場として、地位を確立してきました。
LNCSは情報科学の研究開発コミュニティーと密接な協力関係にあり、編者や論文著者には多くの著名な研究者が名を連ね、権威ある多くの学会と連携しています。LNCSの使命は、このような国際的なコミュニティーに対して、会議・ワークショップの会議録およびポストプロシーディングスの出版を中心とするサービスを提供することです。
50周年を記念して、最も引用され、ダウンロードされ、話題となったコンテンツを集めたコレクションをリリースしました。また、日本で2022年に最もダウンロードの多かったLNCSのタイトルも紹介します。ぜひご利用ください。
日本で最も多くダウンロードされたタイトル上位4点
- Medical Image Computing and Computer-Assisted Intervention -- MICCAI 2015
- Haptics: Science, Technology, Applications
- Medical Image Computing and Computer Assisted Intervention – MICCAI 2022
- Computer Vision – ECCV 2016
近年の環境問題への関心は、電気自動車の普及や再生可能エネルギーへの転換を促し、半導体の需要はかつてないほどに増しています。シュプリンガーネイチャーは、半導体の研究開発を支える包括的な材料物性情報データベース、SpringerMaterials のほか、多数のジャーナル、専門書、テキストブックや辞書・事典などを出版し、私たちの未来を支える技術の発展を支援しています。
半導体研究の関連製品をまとめた特設ページをご覧ください。半導体・電子材料研究の動向や、半導体と希土類元素に関するウェビナーの録画も掲載しています。
EMBO(European Molecular Biology Organization、欧州分子生物学機構)Press は、2024年1月より、シュプリンガーネイチャーを出版パートナーに選びました。これにより、同社のジャーナルであるEMBO Journal、EMBO Reports、EMBO Molecular Medicine、およびMolecular Systems Biologyが、シュプリンガーネイチャーのポートフォリオに加わります。これらのジャーナルへ投稿した方は、シュプリンガーネイチャーの他のジャーナルへの転送オプションを得られるなど、著者にとってのメリットも広がることになります。本パートナーシップは、オープンサイエンス に対する共通のコミットメントに基づき、実現したものです。
2023年3月、シュプリンガーネイチャーは、全てのジャーナルおよび書籍のデータポリシーを統一しました。ジャーナルについては、今後データ・アベイラビリティー・ステートメント(DAS:Data Availability Statement)の記載が必須となります。書籍に対しても、同様の統一されたデータポリシーを採用します。書籍に対して統一したポリシーを適用するのは初めてのこととなります。この方針は、今後、段階的に全体のポートフォリオへ拡大し、着実に実装していく予定です。
これは、著者がオープンリサーチを実践することをサポートし、著者がオープンサイエンスによる恩恵をこれまで以上に享受できるようにするという当社の責務を明確にするものです。
プレスリリース
2023年2月に開催された、東京大学、シュプリンガーネイチャー共催イベント「SDGs symposium 2023 - 都市と自然:その連関の探求と持続可能性へ向けた課題解決のデザイン」について、ただいま録画をYouTubeで公開しています。
5月8日(月)まで、オリジナル言語の英語、および日本語通訳の両方を配信しています。ご参加を逃された方はぜひご覧ください。