1980年代の注目すべき研究

最新の研究であれ、100年前の研究であれ、質の高い研究には不変の価値があります。今日の研究者は、これまで以上に過去の研究の価値を再発見しつつあり、過去の経験に学ぶことはかつてないほど重要視され、未来を形づくる上で欠かせません。過去の研究者の経験と知恵を活かすことによって、現在の研究を向上させ、加速することができるのです。

これを踏まえ、シュプリンガーネイチャーは175年に及ぶ最重要な研究成果や発見を、Springer Nature Journals and eBooks Archivesとしてまとめました。このアーカイブには、インプリントであるSpringer、Nature Portfolio、Palgrave Macmillan、Adis、Scientific Americanの2,400点以上のジャーナルと110,000冊以上の書籍が収められています。

地球規模の重要課題に関連する注目すべき80年代の研究

気候変動

気温が上昇するなかで、1980年代には、温室効果ガスによる地球温暖化に対する認識が広がり、地球温暖化関連の研究が進みました。また、モントリオール議定書により、オゾン層破壊ガス排出量に対する国際的規制が初めて課されました。

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デジタルトランスフォーメーションの進む世界

現在、最も人気のある消費者向け技術製品の多くは1980年代に登場しました。80年代には、ワールド・ワイド・ウェブ (www)、音楽用CD、ソニーのウォークマン、留守番電話、最初のIBM PCが「誕生」しました。IBM PCは、その後20年間のパソコンの標準と考えられています。

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国際保健

1980年代に最も広く知られ、人々の恐怖を呼んだウイルスはAIDSでした。80年代を通して、AIDSウイルスに対する多くの研究が行われました。また、医学・医療面の進歩としては、レーザー眼科手術、人工心臓移植の成功、薬剤送達制御技術の開発などがあります。

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未来にブレークスルーをもたらした先駆的研究

気候変動

1982年: 1970年代半ば以降、著しい地球温暖化が報告されるようになり、また、1981年は観測史上最も暖かい年となりました。

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1985年: Ramanathanと共同研究者は、地球温暖化が、メタンやその他の微量の温室効果ガスの増加状況から見て、予想の2倍のスピードで進んでいる可能性があることを公表しました。

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1987年: ウィーン条約のモントリオール議定書により、オゾン層破壊ガス排出量に対する国際的規制が課されました。

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デジタルトランスフォーメーションの進む世界