2018年5月21日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース 2018 No.5
今月のトピック
1. ご参加ください!イベントを2件開催します
以下の日程でイベントを開催いたします。どちらも図書館のお客様を対象としたイベントです。ぜひ奮ってご参加ください。
1. シュプリンガー・ネイチャー/デジタル・サイエンス合同イベント
Springer Natureの研究支援サービス"Advancing Discovery"とDigital Scienceの新たな研究ディスカバリープラットフォーム"Dimensions"のご紹介
日時: 2018年 5月 23日(水)10:00~12:30(受付開始 9:45-)
場所: ベルサール飯田橋駅前 ルーム2+3
(〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル1・2F )
参加費無料 通訳なし(英語での発表です)
シュプリンガー・ネイチャーは、研究コミュニティー全体に最良のサービスを提供することを目指しています。今回のイベントではデジタルサイエンス社との共同開発ツール、SharedItや研究データサービスなど、研究者の方々はもちろん、研究者を支援する図書館の方々にもお役に立つ情報をご案内いたします。
デジタル・サイエンスは、新しい研究プラットフォーム、Dimensionsをご紹介します。(参考情報:カレントアウェアネスのDimensionsに関する記事)
本イベントについて詳しくはこちらをご覧ください。
2. シュプリンガー・ネイチャーセミナー 研究成果発信と評価― 電子書籍のインパクトは評価指標の1つとなり得るか?
日時: 2018年 6月 21日(木)13:00~17:30(受付開始 12:30-)
場所: ベルサール九段 ルーム4
(〒102-0073 東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル3・4F)
同時通訳付、参加費無料
学術研究成果発表は、殊自然科学の分野に於いてはジャーナルで論文が発表されることが多く、そこにはすでに様々な評価指標が存在します。一方で書籍は出版後の影響がなかなか見えにくく、インパクトを測りにくいといった点がありました。
しかし、書籍の電子化が進み、オンラインで配信されるようになっている現在、紙媒体の時代よりも発見可能性が劇的に高まり、単に書籍を読むだけでない新たな利活用が生まれています。
シュプリンガー・ネイチャーではAltmetric社との協同によって、電子書籍の影響度を測る指標Bookmetrixを開発しました。書籍の電子化によって、書籍の影響度、注目度、引用・利用度など、紙媒体の時代には不可能であったデータが収集できるようになっており、Bookmetrixはまさにそうしたデータを収集し、一か所に集め、可視化したツールです。Bookmetrixが導出する指標をどのように分析し、活用できるかが、今後の書籍を通した新たな研究業績の評価方法や、その対外的な認知にもつながっていくと期待されます。
本セミナーは、成果の発信者である研究者、著者、成果発信支援にあたるURAや図書館員が一同に会し、研究成果の発信媒体としての電子書籍と、そのインパクトの有用性について議論し、情報共有する場としたく考えています。
本イベントについて詳しくはこちらをご覧ください。
2. 教科書として人気のあるSpringer Nature eBooksをご紹介します
アメリカの教育基金機関、US PIRGによると、コミュニティカレッジに通う50%の学生が書籍代を工面するため、何らかの財政援助を受けているとしています。このような傾向から、彼らの教科書代をサポートするため、教科書としても利用できるシュプリンガー・ネイチャーのeBooksを図書館が採用する動きが広がっています。
学生に教科書として最も利用されているシュプリンガー・ネイチャーの書籍、上位50点のリストをご提供します。日本では自然科学を洋書で学び始める学生に適した教科書としてお勧めします。こちらからご依頼ください。
人気のタイトルの例:
| | ||
| |
3. Natureの新編集長にMagdalena Skipperが就任
現Nature Communications編集長であるMagdalena Skipperが、長期間の選考過程を経て、Natureの新編集長に任命されました。Skipperは、149年の歴史を持つNatureの中で8代目の編集長であり、ライフサイエンス分野出身が編集長を務めるのはこれが初めてのことです。また、150年近いNatureの歴史の中で初の女性編集長です。
現Nature編集長のPhilip Campbellは、2018年7月1日をもって、新設されたSpringer Natureの編集長職に就くことになります。