2019年11月28日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.11 /2019 SeamlessAccess.orgサービスを導入!
シュプリンガー・ネイチャーはこのたび、SeamlessAccess.orgのサービスを他の出版社に先駆けて導入しました。
利用者が所属機関のネットワーク外から購読コンテンツにアクセスする際、何らかの理由によりアクセスができない事態が生じることがあります。背景には、多くの利用者が複数の場所で異なるデバイスを使用するようになった等、昨今の利用行動の変化により、アクセスできると一般的に認識されているIPアドレス認証が、効率的かつ容易に機能しなくなっていることが挙げられます。
前述のような問題に対応するため、シュプリンガー・ネイチャーが最初に実装するこの新しいソリューションは、参加機関の利用者はブラウザごとに一度ログインするだけで済むようになります。これは、利用者の所属機関の情報を記憶し、ネットワーク外から購読コンテンツへアクセスするための認証が容易になることを意味します。そしてこの度、SeamlessAccessはまずnature.comに適用されることとなりました。
SeamlessAccessは機関と協力して提供されるサービスであり、今後本サービスが拡大するにつれ、利用者は異なる出版社や組織によって出版されたコンテンツ間をシームレスに移動することができ、研究者や他のユーザーにさらに大きな利益をもたらすことが予想されます。
SeamlessAccess.orgは、国際STM出版協会(STM)と米国情報標準化機構(NISO)による共同イニシアチブであり、Resource Access for the 21st Century (RA21) での取り組みが元となっています。
シュプリンガー・ネイチャーは、NISOが提唱しているオープン・ディスカバリー・イニシアティブ(ODI)についても準拠しており、利用者が学術コンテンツをスムーズに発見できるようサービスの向上に努めています。詳しくはホームページ(日本語)をご覧ください。
SpringerのブックシリーズであるLecture Notes in Computer Science (LNCS)は、情報科学の研究と開発に関する最新で最高水準の情報をいち早くお届けします。
1973年からのオリジナル研究の成果を出版することからスタートしたLNCSは、このたび、10,000巻の出版を達成しました。現在、2,100を超える会議シリーズを抱え、年間では45,000名以上の著者が20,000点の文献(600巻以上)を出版されています。また、様々なサブシリーズを手掛け、トピカルサブライブラリやチュートリアル、スピンオフシリーズとしてはLNAI, LNBI, LNBIP, CCIS, LNICST, IFIP AICTなどを出版しています。
広報用資料を一部リニューアルしました。機関内の利用促進にぜひご利用ください。
各種ポスターは機関名と連絡先を変更いただくことで、ご自身でカスタマイズしてご利用いただけます。
また、nature.comのユーザーガイドは印刷版を用意しています。1機関様につき20部まで、一か所にお届けします。ご希望の部数と送付先、ご担当者名を添えてインスティテューショナル・マーケティングまでご依頼ください。(締切:2019年12月18日)
去る11月13日、図書館総合展フォーラムにてシュプリンガー・ネイチャー主催のフォーラムを開催しました。
テーマ:高等教育における電子書籍のこれまでと未来 ー大学の研究力強化にどう貢献できるか、そして図書館が果たす役割とは
講師: 小泉 周(大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 研究力強化推進本部 特任教授・統括URA) / 菅沼 由貴(シュプリンガー・ネイチャー ビジネス・デベロップメント・マネージャー、電子ブック)
セッションは大学の研究力強化をテーマに、イーブックがどのような役割を果たし得るのか議論しました。
具体的には、世界大学ランキングなどの指標にどのようにイーブックが活用されているのか等、具体例を踏まえたうえで、今後イーブックが果たし得る役割、起こり得るイノベーションを「機械生成書籍」などの技術的なトピック、異分野融合などの研究動向のトピックを講師らが提供しました。さらに、小泉氏より図書館に期待されることについて、菅沼氏より出版社がどう貢献できるかを参加者に問いかけ、終始活発なやりとりが行われました。
参加いただけなかった方に本フォーラムの発表資料をお送りします。「図書館総合展フォーラム資料希望」とし、ご所属・お名前を添えてインスティテューショナル・マーケティングまでご依頼ください。
ご参加いただいた皆様におかれましては、数あるフォーラムの中から本フォーラムをお選びいただき、誠にありがとうございました。
また、今後希望するトピックや弊社の製品・サービスなどについてご不明な点などございましたら、引き続きお気軽にご連絡ください。
SpringerやAdisなどのジャーナル、イーブック、およびSpringerProtocols を登載しているSpringerLinkについて、以下の変更がありました。
2012年、SpringerLinkは新しいプラットフォームとなり、URLは link.springer.com に変更になりました。現在に至るまで7年間、それ以前の旧プラットフォームである www.springerlink.com にアクセスした場合は link.springer.com にリダイレクトされるよう設定していましたが、このたびこのリダイレクトの措置を停止させていただきました。
現在、www.springerlink.com にアクセスされても現在のSpringerLink (link.springer.com) にはリダイレクトされません。もしご利用のシステムの登録がまだ旧URLのままでしたら、今後のアクセスに問題が生じることが懸念されますので、速やかに更新いただくようお願いいたします。
シュプリンガー・ネイチャーの日本語ホームページを一部リニューアルしました。
- ホームページにプレスリリースのほか、最新ニュースを掲載
- 会社概要をはじめとする、日本法人にかかる情報を掲載
- プライバシーポリシー
図書館様への重要なご案内や図書館に特化したニュースは、上記の最新ニュースのほか、図書館向けページにも引き続き掲載してまいります。