2020年10月28日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.10 / 2020  ご購読手続きはお済みですか?ジャーナル購読情報アップデート

1. ご購読手続きはお済みですか?ジャーナル購読情報アップデート

2021年のジャーナル購読情報をご案内します。詳しい購読情報はホームページをご覧ください。

なお、2021年より、アメリカ材料科学会(MRS)の以下の6誌がSpringerより出版されます。ぜひご購読の継続手続きをお願いいたします。

プレスリリース:シュプリンガー・ネイチャーとMaterials Research Society(MRS)が出版で提携(日本語、2020/1/30)
 

MRS Bulletin

先端材料研究において最も広く認知されている雑誌の1つ。毎月、特定の材料の包括的な概要を業界や政策の進展、MRSと材料科学コミュニティのニュースやイベントとともに提供。

Journal of Materials Research
新しい機能を持つ新材料や材料の創製、材料の反応を制御するプロセスの基礎的理解、最先端の材料に比べて大幅に性能を向上させた材料の開発に関する最新の進歩を掲載。

MRS Communications
材料研究における幅広い分野での画期的な研究を簡潔に記述した内容が望まれる。

MRS Advances
理論、特性評価、モデリング、電子デバイスと材料、エネルギーと環境、ナノスケールと量子材料、ソフトマテリアルとバイオマテリアルの分野をカバー。

MRS Energy & Sustainability
エネルギーと持続可能性に関連する材料研究開発の主要なトピックについて、レビュー、原著論文、CommentariesおよびPerspectivesを掲載。

MRS Online Proceedings Library (OPL)
10万件を超える会議録。Vol.1(1980)から2015年のMRS春季大会までを収載。現在、シュプリンガー・ネイチャーにて再電子化中。

2. オープンアクセスウィーク2020 オンラインセミナー開催(10/29)

先週10月19日~25日はオープンアクセスウィークでした。今年のテーマは「Open with Purpose: Taking action to build structural equity and inclusion」です。シュプリンガー・ネイチャーでは、これを記念して、論文を発表した研究者(その多くは転換契約を結んでいます)とOAについて話し合う機会を設け、研究やキャリアにどのようなメリットがあるのか、また、機関や転換契約が資金調達を支援する上でどのような役割を果たすことができるのかについて、著者の考えを伺いました。ブログサイト、The Sourceに一連のインタビュー記事を掲載しています。

The Sourceとは:
シュプリンガー・ネイチャーからのニュース、インサイト、アドバイス、研究コミュニティから寄稿いただいた体験談やインタビューなどを掲載するブログサイトです。研究者のために、学術研究と出版に関する最新情報をお届けします。日本人研究者からのインタビューやイベントレポートなども掲載されています。

The Sourceのインタビュー記事へ(英語)

日本では、10月29日午後2時よりオンラインセミナーを開催します。ぜひご参加ください。     

 Open Access Week オンラインセミナー APCs in the Wild

  • 日時:2020年10月29日(木) 午後2:00 – 3:00 
  • プレゼンター:山根早矢香、田辺祐子(シュプリンガー・ネイチャー インスティテューショナル・マーケティング) 
  • 言語:日本語 

2020年4月にリリースされた白書、「APCs in the Wildー 機関管理外のAPC:オープンアクセスへの 移行に向けた資金の流れに関する調査」について概要を日本語で報告します。こちらは、5月に英語で開催されたセミナーの日本語版となります。さらに、本白書のリリース直後に図書館向けに実施された追加調査、APCの管理に関する機関向けアンケートの集計結果、特に日本からの回答についても報告します。

プレスリリース:APCの資金源についてよりよく理解することで、オープンアクセスへの移行を加速させることができる(日本語、2020/4/6)

  参加登録はこちら   
 

3. 図書館総合展オンラインフォーラム開催(11/6)

Society 5.0時代の国際教育を見据えて―海外大学と連携して行うオンライン協働学習(COIL)とは― 
講師:池田 佳子 先生 関西大学国際部教授、グローバル教育イノベーション推進機構(IIGE)副機構長  
日時:11月6日(金)14:00~15:30 

海外大学と連携して行うオンライン協働学習(COIL)をご存じでしょうか。COILは、オンライン講義を用いたバーチャル留学(Virtual Exchange)の一つの形であり、Society5.0時代では主流の学び方となりうるポテンシャルを持っています。さらにこのコロナ禍で、新たな留学の形としてより注目されています。

本フォーラムでは、COILプロジェクトを牽引する関西大学の池田佳子先生をお招きし、実践・成功事例を交えCOILについてご教授いただき、国際教育の発展のために考え得る図書館のサポートについてお話しいただきます。さらに、Society5.0時代、またウィズコロナの現在において、キャンパスはどう進化すべきか、いわゆるスマートキャンパスの構想に図書館がどうコラボできるか、積極的に考える場にしたいと思います。

事前に皆様からのご質問やご意見をいただき、セッションに反映します。池田先生への質問は参加登録フォームから入力してください。また、図書館が出来る国際教育支援やオンライン学習サポートについて、皆様のご意見や経験をぜひ共有してください。登録後、GoogleのJamboard(オンラインのホワイトボード)へ遷移しますので入力をお願いいたします。
本フォーラムについてさらに詳しく

図書館総合展オンラインフォーラム参加登録

4. 2020年のノーベル賞が発表されました

今年もシュプリンガー・ネイチャーの著者が受賞者として名を連ねています。
おめでとうございます。

シュプリンガー・ネイチャーでは、ノーベル賞記念キャンペーンとして、それぞれの受賞者の著作物や受賞理由にちなんだ研究を紹介する特設ページを開設しています。

以下のリンクよりご覧いただけます。一部の記事や文献はオープンアクセスや期間限定のフリーアクセスを提供しています。ぜひ機関の利用者へもご案内ください。

プレスリリース:シュプリンガー・ネイチャーよりノーベル賞受賞者へのお祝いのメッセージ(日本語、2020/10/13)
 

5. 持続的アクセス、2021年1月末まで延長 

シュプリンガー・ネイチャーが提供しているリモートアクセスサービスの1つ、持続的アクセス(Persisted Access) を来年1月31日まで延長します。本サービスは臨時的な措置であり、4月の時点では10月初旬までとしていましたが、いまだにコロナ禍が猛威をふるう中で、機関認証でnature.comやSpringerLinkへのアクセスの3分の1がこの持続的アクセスによるものであることがわかりました。来年1月末までに状況を再評価し、さらに延長を決定するかどうか検討します。

持続的アクセスのほか、シュプリンガー・ネイチャーが提供する各種リモートアクセスサービスについては、ホームページをご覧ください。

持続的アクセスとは:
新型コロナウィルス感染症の拡大に対処するリモートアクセスの支援の1つです。利用者のブラウザのCookieを有効にし、機関識別子を保存することで、ネットワーク外からでも所属機関の購読コンテンツにアクセスできます。2021年1月末までは90日間有効であり、その後は変更になる可能性があります。     

 シュプリンガー・ネイチャーのリモートアクセスについて