2020年11月26日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.11 / 2020 ご購読手続きはお済みですか?ジャーナル購読情報アップデート
先月号に引き続き、2021年のジャーナル購読情報をご案内します。詳しい購読情報はホームページをご覧ください。
なお、2021年より、アメリカ材料科学会(MRS)の以下の6誌がSpringerより出版されます。ぜひご購読の継続手続きをお願いいたします。
プレスリリース:シュプリンガー・ネイチャーとMaterials Research Society(MRS)が出版で提携(日本語、2020/1/30)
2021年からの新刊タイトル
Communications Medicine
Communications Medicineは、臨床研究、トランスレーショナル研究、公衆衛生のすべての研究分野を網羅した質の高い研究、レビュー、解説を掲載するネイチャー・リサーチのオープンアクセスジャーナルです。
本誌は、専門分野に関連するヒトの疾患の予防、診断、治療における重要な発見について掲載します。この度、投稿論文の受付を開始しました。 さらに詳しく
創刊誌 - オープンアクセス
- Molecular Horticulture
他社より移管
- Das österreichische Gesundheitswesen ÖKZ
- Qualitas
他社より移管 - オープンアクセス
- AAPPS Bulletin
今後シュプリンガー・ネイチャーから出版されないタイトル
2020年末をもって廃刊
- Activitas Nervosa Superior
- Applied Cancer Research
- East Asian Community Review
- International Journal of Pediatric Endocrinology
- Smart Water
2021年より他社へ移管
- Fisheries and Aquatic Sciences
- Human-centric Computing and Information Sciences
購読リストの主な変更点
出版形態の変更
- Acta Oceanologica Sinica - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- BioChip Journal - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- Das österreichische Gesundheitswesen ÖKZ - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- Journal of Materials Science: Materials in Medicine - ハイブリッド誌から完全オープンアクセス誌へ
- Journal of Meteorological Research - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- Qualitas - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- SN Applied Sciences - ハイブリッド誌から完全オープンアクセス誌へ
Natureレビュー誌は、その分野を牽引する科学者によって執筆されたレビュー論文を出版しており、2020年現在、20タイトルに上ります。美しいイラストや、物語性のあるレビューなど、科学的なコンテンツ以外も含め、洗練された最高の情報源を提供するというビジョンのもとに創刊されました。それぞれのジャーナルがカバーする分野の重要な進歩を追跡し、時間のない読者に可読性の高いフォーマットで要約したコンテンツを提供しています。また、寄稿した著者の満足度が高いのも特徴です。2020年は、Nature Reviews Genetics、Nature Reviews Molecular Cell Biology、Nature Reviews Neuroscienceが創刊されてから20年の節目であり、それを記念して特設ページを開設しました。
特設ページには、それぞれのジャーナルのコレクションへのリンク、Natureレビュー誌の編集者の紹介や、編集長への質問なども掲載されています。
さらに、Nature Reviews Endocrinology、Nature Reviews Nephrology、Nature Reviews Neurology、そしてNature Reviews Rheumatologyは15周年を迎え、それぞれ記念コレクションや記事を特集しています。
各分野における最新の発展から重要な要素を取捨選択して紹介するNatureレビュー誌は、オリジナルの研究成果をより読みやすく、分かりやすくすることで、教育・学習のために教員や学生に広く利用されています。
11月6日、以下のフォーラムを開催しました。
Society 5.0時代の国際教育を見据えて―海外大学と連携して行うオンライン協働学習(COIL)とは―
講師:池田 佳子 先生 関西大学国際部教授、グローバル教育イノベーション推進機構(IIGE)副機構長
日時:11月6日(金)14:00~15:30
海外大学と連携して行うオンライン協働学習(COIL)をご存じでしょうか。COILは、オンライン講義を用いたバーチャル留学(Virtual Exchange)の一つの形であり、Society5.0時代では主流の学び方となりうるポテンシャルを持っています。さらにこのコロナ禍で、新たな留学の形としてより注目されています。
本フォーラムでは、COILプロジェクトを牽引する関西大学の池田佳子先生をお招きし、実践・成功事例を交えCOILについてご教授いただき、国際教育の発展のために考え得る図書館のサポートについてお話しいただきました。さらに、Society5.0時代、またウィズコロナの現在において、キャンパスはどう進化すべきか、いわゆるスマートキャンパスの構想に図書館がどうコラボできるか、示唆に富むアドバイスやご意見をいただきました。
発表スライドと録画を公開しています。見逃した方は是非ご覧ください。
シュプリンガー・ネイチャーはこの度、全てのNature関連リサーチ誌において、オープンアクセス(OA)出版を可能にする論文掲載料を導入するとともに、一部のネイチャー・リサーチのジャーナルにおいて、提案型(guided)OAという新たなオプションの試験的運用を開始することを発表しました。詳しくはプレスリリースをご覧ください。
Inside Nature:NatureおよびNature関連誌における投稿から出版までの流れや、オープンリサーチに関する情報、社会や読者へのインパクトをわかりやすくインフォグラフィックにしてまとめています。