2021年3月23日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.3 /2021 ネイチャー・ポートフォリオ 2022年創刊誌
2022年、ネイチャー・ポートフォリオは新たに転換ジャーナル、Nature Cardiovascular Research、Nature Synthesis の2誌とレビュー誌、Nature Reviews Psychologyを創刊します。
Nature Cardiovascular Researchは、健康な状態や疾病状態における心血管機能および血液学に焦点を合わせた基礎研究、トランスレーショナルリサーチ、臨床研究、公衆衛生研究における、独創的で重要な進展を掲載することを目的としています。
Nature Synthesisは、化学合成と材料合成の全分野の研究者が、産業界と学術界の双方から集まるようになることを目的としています。有機化学、無機化学、有機金属化学、材料化学に関する独創的な研究や、合成研究コミュニティーにとって価値のある技術革新が掲載の対象となります。
Nature Reviews Psychologyは、行動科学・社会科学系分野初のNatureレビュー誌です。心理学の科学の全分野を網羅し、その応用、一般社会への影響も含め、信頼性が高く、分かりやすく、時事的な内容のReview、Perspective、Commentを掲載します。
プレスリリース(日本語)
※ 2021年より、ネイチャー・リサーチからネイチャー・ポートフォリオにブランド名を変更しています。
3月26日、「SDGsシンポジウム2021:学際的科学から解決策を考える食料、水、気候、生態系の持続可能な開発目標」が東京大学とシュプリンガー・ネイチャーの共催で開催されます。これに先立ち、登壇者への事前インタビューが東京大学未来ビジョン研究センターのホームページに掲載されています。ぜひご覧ください。
- 沖 大幹 先生(東京大学総長特別参与・大学院工学系研究科教授、国際連合大学上級副学長、国際連合事務次長補)「社会と協創する学際研究でSDGs達成に貢献」
- 羽角 博康 先生(東京大学大気海洋研究所 教授)「地球環境および漁業資源を持続するための海洋科学」
- 長谷川 知子 先生(立命館大学理工学部 准教授)「環境システム工学を通じたSDGs達成への道筋」
- アレクサンドロス・ガスパラトス 先生(東京大学未来ビジョン研究センター 准教授)「アフリカのサハラ以南地域における商品作物と食料安全保障の関係」
- フィリップ・キャンベル (Springer Nature編集長)「研究者が社会的なインパクトを高める方法」
英語版はシュプリンガー・ネイチャーの研究者向けコミュニティプラットフォーム「The Source」に掲載されています。
明日3月24日は、座談会「学問の挑戦と機会:若手研究者とSDGsを越えた先の未来を見据えて」を京都大学・シュプリンガー・ネイチャーと共催で開催します。こちらも奮ってご参加ください。
人工知能(AI)をベースにした情報技術が、金融の世界でもビジネスのあり方に影響を与えています。金融業界を変革するために、AIはどこまで進んでいるのでしょうか?
機械学習、銀行向けAI、自動アドバイザリー、金融活動のデジタル化など、フィンテックに関する研究を特集したバーチャルイシューをご案内します。バーチャルイシューには、Springerジャーナルの論文、Palgrave MacmillanおよびSpringerの―ブックチャプター、レファレンスブックのエントリーを含みます。こちらに含まれるコンテンツは4月15日まで無料でお読みいただけます。ぜひ利用者にご案内ください。
SpringerMaterialsに含まれるデータベースの1つ、Inorganic Solid Phases に以下の通りデータが追加されました。
- 16111のインタラクティブな結晶構造
- 10175の物理的特性データシート
- 1041のインタラクティブな相図
インタラクティブとは、SpringerMaterials の特長の一つで、以下の機能を有しています。
- 検索結果の統合表示:様々なドキュメントに散在していたデータセットからの検索結果を一目で確認可能
- インタラクティブ・プロット:選択したパラメータ軸(圧力、温度等)に基づきデータプロットをカスタマイズ
- 材料比較:複数の材料特性を対照比較
- 物性範囲検索:物性範囲を指定して材料を検索可能(例えば屈折率が1.60以上の材料をすべて検索する等)
SpringerMaterials Interactiveに含まれる物性一覧
SpringerMaterials 利用事例
結晶構造をはじめとする多くの状態図を研究や教育に活かす
強誘電体を発見する自動システムを開発するまで
100年以上もの信頼できる材料情報の蓄積が現代の科学者にもたらすもの