2021年10月26日:シュプリンガー・ネイチャー ニュース No.10 / 2021 オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約を締結しました
シュプリンガー・ネイチャーは、今月、アジア太平洋地域において初となる転換契約を締結しました。オーストラリア大学図書館員協議会(Council of Australian University Librarians:CAUL)との契約により、CAUL コンソーシアムの会員は、2000誌を超えるジャーナルからオープンアクセス(OA)で出版することが可能となり、CAULにとってこれまでで最大の転換契約です。
本契約は、オーストラリアおよびニュージーランドの全47加盟大学と7つの外部参加機関との間で、コンソーシアムレベルで合意されました。これにより、完全な「ゴールド」OA による出版論文数は、年間3,300以上となり、オーストラリアおよびニュージーランドから資金提供を受けて実施されたより多くの研究が、シュプリンガー・ネイチャーから出版されることになります。
これを受け、日本オフィスでは来る図書館総合展において、CAULよりAngus Cook氏をお招きし、本契約に至った経緯や今後についてお話しいただく運びとなりました。詳細が決まり次第、メールやホームページなどでご案内します。ご期待ください。
図書館総合展2021_ONLINE_plus
シュプリンガー・ネイチャーオンラインセミナー:CAULとの転換契約について(仮)
- 日時:2021年11月30日(火)14:00 - 15:30
- Zoom ウェビナー
- 同時通訳付き
詳細は決まり次第、Eメール、ホームページ、弊社SNSなどでご案内します。
2022年のジャーナル情報が今月も更新されましたので、ここにご案内いたします。詳しくは、ホームページをご覧ください。例年通り、今後も重要な更新や修正・変更については都度ご案内してまいります。
2022年シュプリンガー・ネイチャーより出版開始
他社より移管
- Analytical Sciences(日本分析化学会誌)
- Anästhesie Nachrichten
- The Australian Journal of Language and Literacy
- Oralprophylaxe & Kinderzahnheilkunde
- Schmerz Nachrichten
他社より移管・オープンアクセス
- International Journal of Computational Intelligence Systems
- Journal of Epidemiology and Global Health
- Journal of Nonlinear Mathematical Physics
- Journal of Statistical Theory and Applications
今後シュプリンガー・ネイチャーから出版されないタイトル
出版形態の変更 - 完全購読誌からハイブリッド誌へ(Open Choiceを採用)
- Algebra and Logic
- Biomedical Engineering Letters
- Chemical Research in Chinese Universities
- China Ocean Engineering
- Journal of Systems Science and Complexity
- Journal of Wuhan University of Technology-Mater. Sci. Ed.
- Medizinrecht
- Neuroscience and Behavioral Physiology
- Psychoanalysis, Culture & Society
出版形態の変更 - ハイブリッド誌から完全オープンアクセス誌へ
- Biochar
- Nederlands Tijdschrift voor Diabetologie
上記に記載されていない価格改定や年度構成の変更に関する追加情報を含む、すべての価格改定、アジェンダ、正誤表の完全なリストについては、「October Serials Update」をダウンロードしてください。
今年もシュプリンガー・ネイチャーの著者が受賞者として名を連ねています。おめでとうございます。
シュプリンガー・ネイチャーでは、ノーベル賞記念キャンペーンとして、それぞれの受賞者の著作物や受賞理由にちなんだ研究を紹介する特設ページを開設しています。
今回の特設ページにあるオンラインのコレクションには、ノーベル物理学賞を受賞されたSyukuro Manabe氏のLetter ‘Interhemispheric asymmetry in climate response to a gradual increase of atmospheric CO2’(Nature, 1989)、ノーベル化学賞を受賞された Benjamin List氏のNews & Views ‘Radical catalysis’(Nature, 2007)およびノーベル生理学・医学賞を受賞されたDavid Julius氏の論文‘Molecular basis of infrared detection by snakes’(Nature, 2010)が含まれています。
プレスリリース: 2021年ノーベル賞受賞者に祝意を表して(日本語)
シュプリンガー・ネイチャーは、研究者によるプロトコルの使用方法に対する理解を深めるため、オープンアクセス(OA)プロトコル・メソッドレポジトリーであるprotocols.ioと協力して、パイロット(試験的運用)プロジェクトを立ち上げました。
シュプリンガー・ネイチャーは、SpringerProtocols、Nature Protocols、Nature Methods、Nature Reviews Methods Primersなどの出版物や、これらを統合したプラットフォームであるSpringer Nature Experimentsを含む、主要なプロトコルとメソッドのポートフォリオを有しています。
protocols.ioは、プロトコルの実行、共有、管理、公開を可能にするコラボレーションプラットフォームであるprotocols.ioとプレプリントサーバーを運営する、ソフトウェア企業です。protocols.ioは、モバイルとウェブの技術を活用して、科学研究の再現性を高めています。このたびの提携は、シュプリンガー・ネイチャーの高品質なコンテンツと、protocols.ioの最先端のデジタルラボプラットフォームを組み合わせることで、研究者に新たな価値を提供することを目指しています。
今回のパイロットプロジェクトでは、SpringerProtocolsのブックチャプターのうち、オープンアクセスコンテンツの一部をprotocols.ioのプラットフォームで利用できるようにします。プロトコルのステップに応じたタイマー、迅速かつシンプルなプロトコルのフォーキング、ファイルやデータの管理と共有など、protocols.ioの様々な機能を利用したコンテンツとなっています。
ぜひ、protocol.ioにあるSpringer Natureのワークスペースで多くの機能を体験いただくよう、プロトコルを利用される研究者や学生の方へご案内をお願いいたします。
10月28日 14時~ オープンアクセスウィーク2021 オンラインセミナー
シュプリンガー・ネイチャーのオープンアクセスに対する様々な取り組みを紹介し、研究者や図書館にどのような利点や影響があるかお伝えします。
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オープンリサーチとは?基本コンセプトと取り組み
よく頂戴する質問と回答を日本語でまとめました。CC BYやAPC、プレプリント In Reviewなどを含みます。また、用語集も揃えました。