2022年10月28日:シュプリンガーネイチャー・ニュース No.10 / 2022 日本のお客様だけ!注目の新刊プロトコルを無料公開中
今月から、SpringerProtocolsのうち、最近最も注目を集めているプロトコルを期間限定で無料公開しました。すべて2022年に出版された新刊からセレクトしています。
選定基準:2022年1月-7月中に世界で最も多くダウンロードされた件数(ライセンスがある場合)とアクセス拒否された件数(ライセンスがない場合)を合算。
※ 件数が多いチャプター順に、毎月10点を公開します。プロトコルはダウンロードいただき、無料公開終了後もオフラインでお使いいただけます。ただし、ウェブサイトや共有サーバには保存せず、個人利用に留めていただくようお願いいたします。
SpringerProtocolsとは?
SpringerProtocolsは、ライフサイエンスとバイオメディカル分野における、6万6,000点を超える圧倒的多数のプロトコルを収録しているオンライン・データベースです。ピア・レビューを経ており、信頼できるコンテンツを備えたSpringerProtocolsは、定評のあるMethods in Molecular Biologyシリーズの全巻を収録しています。John M. Walker博士が編纂する同シリーズは、現在のプロトコルのフォーマットのスタンダードとなったパイオニア的シリーズで、約37年の歴史があります。これまでにおよそ2,400巻が出版され、各巻におよそ20から50のプロトコルが収載されています。SpringerLinkに登載されたSpringerProtocolsは、ご利用中の電子ジャーナルや電子書籍と同じプラットフォームでシームレスにご利用いただけます。
AdisInsightが2022年上半期の主要な医薬品開発データと指標をレビューしたレポート(英文)を無料で差し上げています。今年上半期に追加された新薬のプロファイル、研究・治験の動向や成功率などの最新トレンドの概要がつかめるレポートとなっています。以下のキャンペーンページにあるフォームから必要事項を入力してお進みください。完全なレポートがダウンロードできます。なお、フォームを経由されずとも、レポートの一部は既にプレビューとして同じページに掲載されていますのでご確認ください。
AdisInsightとは?
- 信頼性の高い科学的根拠のあるデータに基づく、医薬品研究開発、疾病治療および意思決定のためのデータベース。Drugs, Trials, Deals, Safety, Patents のコンテンツを含む
- サイエンスチームによる専門的なレビュー、評価および要約
- 一度の検索で医薬品、試験、安全性および取引状況の結果を表示
- DrugおよびTrial Profile には、キュレーションされたバイオマーカー情報も含む
2023年のジャーナルカタログについて、さらなるアップデートがありましたので、ここにご案内いたします。今後も重要な更新や修正・変更については都度ご案内してまいります。
2023年創刊 - 完全オープンアクセス
- BJC Reports
- npj Agriculture
2022年末をもって廃刊
- Geriatrie-Report (2021年の時点で廃刊)
- Zorgvisie tech
2023年より他社へ移管
- Zeitschrift für die gesamte Versicherungswissenschaft
ジャーナルカタログの変更、訂正
- Aging Clinical and Experimental Research - 出版形態について、2023年はHybridを続行(完全オープンアクセスに移行しない)
詳しい購読情報はホームページをご覧ください。
今年もシュプリンガーネイチャーの著者が受賞者として名を連ねています。おめでとうございます。シュプリンガーネイチャーでは、ノーベル賞受賞者を称えるため、当社の出版物の中から、受賞者が発表した論文や書籍の章を収録したリソースをまとめました。
生理学・医学賞は、古代のDNA分析による人類の進化への理解に関する貢献により、スバンテ・ペーボ氏に授与されました。同氏は沖縄科学技術大学院大学(OIST)のadjunct professorでもあります。ペーボ氏がこの分野で初めてNatureに寄稿した論文は1985年に遡ります。
→ nature.com のノーベル賞記念コレクションへ
物理学賞は、量子情報科学の礎を築いたアラン・アスペ氏、ジョン・クラウザー氏、アントン・ザイリンガー氏に贈られました。Natureでは受賞理由となった研究について、ニュース記事で詳しく解説しています。
→ nature.comのノーベル賞記念コレクションへ
化学賞は、キャロライン・ベルトッツィ氏、モーテン・メルダル氏、バリー・シャープレス氏に贈られました。受賞したクイックケミストリーに関する研究が本格的に始まったのは今世紀に入ってからですが、大きな可能性を秘めた研究であることが早々に明らかになったということでもあります。
→ nature.comのノーベル賞記念コレクションへ
2022年のオープンアクセスウィークのテーマはOpen for Climate Justiceです。気候変動運動と国際的なオープン・コミュニティ間のつながりと協力を促進することに焦点をあてています。シュプリンガーネイチャーでは、以下の様々な活動を実施しています。
SDGsに関する特設ページをオープンアクセスウィークに合わせて更新しています(英語サイト)
- SDG 13: Climate Action
- SDGsを支援するオープンアクセスブック
- インタビュー:Open for Climate Justice: A Revolution in Access, Transparency and Accountability
Nature Portfolioの完全オープンアクセスジャーナルをご案内しています(英語サイト)
また、Japan Open Science Summit 2022で開催されたランチョンセミナーより、オープンアクセスウィークにあわせて録画を2本オンデマンドで公開しました。2022年11月30日まで視聴可能です。
- シュプリンガーネイチャーにおけるデータ共有推進の鍵となる「Researchers First」(英語)
発表者: Graham Smith(Research Data Manager、シュプリンガーネイチャー)
発表言語: 英語
長さ: 約20分
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- OA書籍出版の魅力と企画から出版までのプロセス
発表者: 河上 自由乃(シニア・エディター、書籍編集部(経済・ビジネス・国際政治・法律)、シュプリンガーネイチャー)
言語: 日本語
長さ: 約20分
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