この度のコロナ禍は国際教育交流に大打撃をもたらしています。日本の大学で学んでいた留学生は日本へ再入国できず、海外へ留学していた学生が帰国を促され、再入国もままならず、またこれから海外へ留学を予定していた学生も渡航中止を余儀なくされています。
教育の現場に目を向ければ、教員と学生双方で試行錯誤しながらのオンライン授業が始まり、それはこれからもしばらく続くと思われます。ここにはもちろん留学生が含まれ、さらに厳しい環境の中で授業を受けていることでしょう。
2020年は奇しくも日本政府が「留学生30万人達成」を目標に掲げた年です。これは既に数値上達成されていますが、実際に国際化はどのくらい進み、十分に目的は達成されているのでしょうか。
今回のオンラインセミナーは、比較・国際教育学をご専門とする一橋大学太田浩先生にご登壇いただき、これまでの日本の高等教育における国際化の歩みをおさらいし、コロナ禍による影響と現場の教員が取り組んでいるオンライン授業の試みについて具体例を交えてお話しいただきます。
また、今後の留学の意義や、どのような変化やサポートが必要とされるのか議論するとともに、図書館をはじめとする関係部署との協働についても検討します。
以下をお考えの方にお勧めのセミナーです。