2020年8月:シュプリンガーネイチャーの教育学分野における出版プログラムは、幅広い分野を網羅し、モノグラフ、テキストブックなどで構成されています。本分野は、Society of Professors of Education Book Award、Society for Educational Studies Book Prize、Critics’ Choice Bookといった賞を多数受賞しています。Springerの社会科学・教育学編集部の書籍出版部長であるNick Melchiorに本コレクションの特徴とこれまでの発展について伺いました。
電子版テキストブックの人気を探る
2020年5月:新型コロナウイルス感染症の世界的流行という異例の状況が続くなか、私たちは研究機関、学生、研究者を支援するため、多数のテキストブックを無料で公開し、リモート授業や遠隔での自学習を促進しました。その中でも特に高い人気を集めたタイトルが、生物医学・ライフサイエンス コレクションに収められているN.S Punekar博士のENZYMES: Catalysis, Kinetics and Mechanismsです。博士に、本書の人気の秘密と、 世界の大学において、イーブックが授業や自学習の方法を変えつつあることについてお話を伺いました。
2019年7月:人工知能(AI)はすでに私たちの職場や家庭に深く入り込んでいます。それと同様に、AIはチャットボットという形で図書館にも入り込んでいます。未来の図書館はAIを駆使してどのように変わっていくのでしょうか?本稿ではその概略とともに、企業の専門図書館員を15年務めた後、Bates Information Serviceを経営するMary Ellen Bates氏執筆の白書をお届けします。
2019年2月: シュプリンガーネイチャーのインプリントであるPalgrave Macmillanで経済学・金融分野の責任者を務めるRachel Sangsterが、Economics and Financeイーブック・コレクションについて、新たなトレンドや実験的理論と、著名な研究者や国際的な協力機関が長年蓄積してきた専門知識とのバランスをどのように取っているのか語ります。
フェデリコ2世・ナポリ大学教授 Bruno Siciliano氏
2018年9月:出版以来、非常に高い利用を誇っているSpringerのハンドブック、Springer Handbook of Roboticsの著者にインタビューを行いました。 Siciliano氏は、ロボティクスの世界において認知および物理的特性に関する複合的な問題に取り組む上では、分野横断的なアプローチがより大きな成功をもたらすと考えています。また、ロボティクスの活用は、人の仕事を奪うのではなく、雇用を促進させ、生活を向上させると考えています。
シュプリンガーネイチャーIntelligent Technologies and Roboticsコレクション統括エクゼクティブ・エディター Thomas Ditzinger
2018年9月:2019年よりシュプリンガーネイチャー・イーブックスに加わったIntelligent Technology and Roboticsコレクションは、モノグラフ、プロシーディング、テキストブックといった様々なフォーマットにより、確立された知識と最前線の研究情報を提供しています。インタビューでは、担当エディターがこの分野の発展と進歩を促す上での学際的な連携の重要性について語っています。また、インテリジェントテクノロジーとロボティクスの研究をリードする国々についても言及し、新たな工学の派生分野の成長についても考察しています。
Palgraveの150周年を機に、Palgrave の人文学を担当するダイレクターであり、Literature, Cultural and Media Studiesコレクションのコミッショニング・エディター でもあるFelicity Plesterへインタビューを実施しました。変化する研究活動を支えるために出版のフォーマットをどう適応させているか、一定の評価を得てきた従来の出版のあり方と革新的研究や画期的コンテンツとのバランス、さらには、数年後のポートフォリオなど、将来の展望を探っていきます。
メルボルン大学 Philip Kent氏
2018年5月:2013年のリリース以降、Springer Book Archives(以下SBA)が大学図書館にどのような影響を与えたのかを調査する一環として、SBAコレクションを導入し、数年が経過している多くの機関にお話を伺っています。メルボルン大学のPhilip Kent氏には、機関の研究成果を向上させるため、イーブックのアーカイブ・コレクションが最新の研究でどのように利用・適用されているのか、どのような利用傾向があるのか、また、そのデータが図書館でどのように使われているのかをお尋ねしました。