[お知らせ] 「世界トイレの日 」のスペシャルサイトが公開されました
2019年11月19日
11月19日は、世界トイレの日(World Toilet Day)です。現在、世界の人口の半数以上、42億人が安全なトイレを利用できない生活をしています(UNICEF 2019)。安全なトイレがないことは公衆衛生だけにとどまらず、さまざまな社会問題の原因にもなっています。シュプリンガー・ネイチャーは、世界トイレの日に、この問題に取り組む様々な分野の研究をご紹介するスペシャルサイトを公開しました。今回のサイトに掲載されているハイライト論文および書籍チャプターは、2019年12月17日まで無料でお読みいただけます。
世界トイレの日 スペシャルサイト(英語):World Toilet Day (Part of the Sustainable Development Goals Programme)
世界トイレの日のサイトでは、衛生システムに関する下記の書籍もご紹介しています。
- 著書名: Resource-Oriented Agro-sanitation Systems, Concept, Business Model, and Technology
エディター: Naoyuki Funamizu, Hokkaido University(北海道大学)
出版:Springer Japan KK, part of Springer Nature 2019
DOI: 10.1007/978-4-431-56835-3
また、上記の書籍内において、期間限定で無料アクセスが可能なチャプターはこちらです。
- Ushijima K. et al. (2019) The Concept of Resources Oriented Agro-Sanitation System and Its Business Model. In: Funamizu N. (eds) Resource-Oriented Agro-sanitation Systems. Springer, Tokyo.
DOI: 10.1007/978-4-431-56835-3_1
トイレにまつわる問題を世界のみんなで考え、少しでも改善していくために、世界トイレの日は、2013年に国連によって定められました(リンク:UNICEF - 世界トイレの日プロジェクト)。また、国連本部において、2015年に「国連持続可能な開発サミット」が開催され、193の国連加盟国によって、持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals: SDGs)が採択されました。SDGsとは、世界の課題に取り組むことを目的とした共通の国際目標であり、17の目標のうちの一つが、「目標6: 安全な水とトイレをみんなに」です。
今回のスペシャルサイトは、シュプリンガー・ネイチャーが取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)プログラム」の一環として公開しています。
持続可能な開発目標(SDGs)プログラムについて
シュプリンガー・ネイチャーが取り組む持続可能な開発目標(SDGs)プログラムの目的は、世界が抱える最も困難な課題に取り組んでいる研究者と、世界をより良くするための目標を達成するうえで、研究者の深い見識を必要とする政策者および企業の実務者をつなぐことにあります。そのため当社では、さまざまなチャネルを駆使して主要なコミュニティが出版物を利用しやすい環境を整えています。
シュプリンガー・ネイチャーの持続可能な開発目標(SDGs)プログラムのウェブサイト(英語):Sustainable Development Goals Programme