[プレスリリース] シュプリンガー・ネイチャー、「教育の国際デー」を機に17番目のSDGコンテンツハブを立ち上げ
ロンドン|ニューヨーク|ベルリン 2022年1月24日
シュプリンガー・ネイチャーは、「教育の国際デー(International Day of Education、1月24日)」を記念し、国連の持続可能な開発目標(SDG;Sustainable Development Goal)SDG4「質の高い教育をみんなに(Quality Education)」に関する新たなコンテンツハブを立ち上げました。このハブは、SDG4に関連のある研究およびリソースを含んでおり、また、今回の立ち上げにより、それぞれの目標に対してコンテンツハブを作成するというシュプリンガー・ネイチャーの公約が達成されました。
17のSDGハブは、広い範囲にわたるシュプリンガー・ネイチャーのSDG出版プログラムの中心を成しており、シュプリンガー・ネイチャーが出版するジャーナルと書籍(Nature、Springer、BMCおよびPalgraveのインプリントを含む)など、多分野にわたる査読された研究コンテンツに加え、フランス語、日本語と英語を含む多様な言語で掲載された、補足的な識見、ジャーナリズム、およびマルチメディアなどを集めたものです。このプログラムの狙いは、世界の最も困難な課題の解決を担う政策と企業の実務者と、その業務遂行のために必要な情報およびエビデンスを提供する研究を結びつけることにあります。
シュプリンガー・ネイチャーは、2015年以来、健康、貧困、公正、生物多様性などのSDG に関連するトピックに関する400,000点近くの論文およびチャプターを出版しています。2021年は、SDGsの達成実現を目的とした出版、プロセス、パートナーシップにおいて進展が加速した年でした:
- 出版: 2021年には、Wellcome Trustとのパートナーシップによるインプリントを横断するジャーナルコレクション(Nature、Springer、およびBMCジャーナルを含む)から、SpringerおよびPalgrave Macmillanによる初のインプリント間の書籍シリーズまで、若者のメンタルヘルスなどのテーマに新たな視点をもたらす、いくつかの特別な編集プロジェクトが立ち上げられ、SDGsにより、異なる分野で共通の目標に向かって働く人びとを結びつけることが認識されました。
- ソートリーダーシップ(thought leadership)とパートナーシップ:経済から気候、健康と不平等などにおよぶSDG問題を探求するイベントに、政策立案者、実務者、研究者を招待しました。そうしたイベントには、ワシントンD.C.の政策立案者とのScience on the Hillイベント、UN Sustainable Development Solutions Network(SDSN)とのScience for a Sustainable Future会議のほか、COP26に先立つキャンペーンとしてシュプリンガー・ネイチャーが英国政府関係者と共有したClimate Research in Action(気候研究キャンペーン)が含まれています。
- 同僚をSDGsに関与させること:初の「シュプリンガー・ネイチャーSDGインパクトフェスティバル(SDG Impact Festival)」を開催し、SDGの達成を支援するために取り組む同僚を評価し、称えました。
- 事業活動においてSDGsに取り組むこと:2021年、シュプリンガー・ネイチャーは、Climate Pledgeに署名し、パリ協定の目標達成に必要な分の炭素排出量を削減するため、科学的根拠のある目標設定を公約しました。業界初のDirector of Sustainability and Climate Action OfficerであるThea Sherer(シア・シェアー)が率いる新たに結成したサステイナビリティ(持続可能性)チームは、これらの活動を推進しています。それ以来、新たな持続可能性事業チームは、出版および運営に携わる同僚と協力し、企業全体で持続可能性への重点化を一層進めています。具体的には、シュプリンガー・ネイチャーのOA論文100万本を記念して10,000本の植樹を行う公約や、Fellowsグループにおける出版パートナーとして、シュプリンガー・ネイチャーが早い段階で署名したSDG Publishers Compactの推進を継続しています。
シュプリンガー・ネイチャーのSDGプログラムのHead of Publishing であるNicola Jones(ニコラ・ジョーンズ)は、新たなコンテンツハブについて、次のようにコメントしています。
「シュプリンガー・ネイチャーは、2016年以降、国連のSDGsの達成に役立つ研究をより多く出版すること、また、その目標を達成できる人びとに出版物を届けることを目的として、出版に特化したプログラムを通じてSDGsの発展に取り組んできました。過去1年間に非常に大きな進展があり、それは、シュプリンガー・ネイチャーにとって最後となるSDG4『Quality Education』に関するSDGコンテンツハブの立ち上げとなって実を結びました」
「SDG 4『Quality Education』は、ほかの16の目標の成功の中核を成します。教師、教育者、生徒向けのリソースおよびコンテンツの出版社として、シュプリンガー・ネイチャーは、すべての研究、前進、発展は教育から始めなければならないと確信しています。世界中の教師および教育者向けにMacmillan Educationを通じて出版するリソースだけでなく、近年では、シュプリンガー・ネイチャーを通じて教育研究者が多くの関連研究を出版しています。そのため、シュプリンガー・ネイチャーは、質の高い教育の追求を前進させるために世界中で行われている重要な取り組みを支援することを目的として、このリソースのリポジトリーの立ち上げを発表することを嬉しく思います」
US Partnership for Education for Sustainable Development のPresidentであるDebra Rowe、Ph.D.は、シュプリンガー・ネイチャーのSDG出版プログラムについて、次のようにコメントしています。
「SDG Publishers Compactは、教育と学術研究をSDGsに合致させる公約および行動の幅広さと深さを支えることを目的としています。シュプリンガー・ネイチャーのスタッフがSDG Publishers CompactのFellowsとして参加することも、私たちは高く評価しています」
「シュプリンガー・ネイチャーは、Compactの署名者として、教育者、研究者、実務者による持続可能な開発目標への取り組みを向上させる多大な貢献をしています。シュプリンガー・ネイチャーがその教材、ハブ、連携強化の促進などを通じ、その活動の多くにSDGsを組み込むことで実施してきたことは、SDGsに関するソリューションの活性化に世界中で役立っています。シュプリンガー・ネイチャーのSDG4に関する新たなハブは、とても重要で歓迎すべきことです」
シュプリンガー・ネイチャーが取り組む持続可能な開発目標(SDG)プログラムの目的は、世界が抱える最も困難な課題に取り組んでいる研究者と、世界をより良くするための目標を達成するうえで、研究者の深い見識を必要とする政策者および企業の実務者をつなぐことにあります。これを実現するため、さまざまなチャンネルを駆使して主要なコミュニティーが出版物を利用しやすい環境を整えています。
シュプリンガー・ネイチャーのSDG出版プログラムの詳細は、次のサイトをご覧ください:www.springernature.com/sdg-programme.
日本語のサイト:https://www.springernature.com/jp/campaign/SDGs
カーボンニュートラルへの取り組みを含む、シュプリンガー・ネイチャーの持続可能な事業としての運営上の取り組みに関する詳細は、次のサイトをご覧ください:www.springernature.com/responsiblebusiness
シュプリンガー・ネイチャーは、研究者、教育者、臨床医、そのほかの専門家に発見への扉を開きます。当社の出版物、書籍、ジャーナル、プラットフォーム、およびテクノロジーソリューションは、世界中で毎日何百万もの人々に届いています。175年以上にわたり、当社のブランドとインプリントは、これらのコミュニティーに信頼される知識の源となっております。今日では、これまで以上に、これらの人々が基礎的な知識にアクセスし、それらの研究を信頼し、理解し、利用できるようにすることが当社の責任であると考えています。それによって、研究者がより良い成果を創出し、前進し、後に続く世代の恩恵となるよう努めています。
詳しい情報は、group.springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。
宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
Tel: +81 (0)3 4533 8204
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。
英語:Springer Nature launches 17th SDG content hub to mark International Day of Education