【プレスリリース】シュプリンガーネイチャーの最新データでは、出版物の利用率とリーチが増加するのにともない、顧客からみたコストパフォーマンスが向上することを示しています
出版社の2022年Annual Progress Reportでは、出版量の増加にともない、いかにテクノロジーと人が協働して公正性を保つよう努めているか、その業績および情報に関するデータを公開しています。
ロンドン|ニューヨーク|ベルリン 2023年6月28日
グローバルな学術出版社であるシュプリンガーネイチャーのデータでは、世界中の研究者、著者、およびエディター(編集者)に対して、当社が提供するビジビリティーおよび価値に関する詳しい内容を示しています。2022年のAnnual Progress Report(年次進捗報告書)のおもな内容は次のとおりです:
- シュプリンガーネイチャーは、現在125万以上のオープンアクセス論文を出版しており、2024年末までに研究論文のアウトプット(出版数)の半数をオープンアクセスにするという目標に向けて順調に進んでいます。
- 転換契約内でハイブリッドジャーナルにオープンアクセスで出版した研究論文は、転換契約外で出版したオープンアクセスの研究論文と比較して、3倍の速度で増加しました。
- 製品とテクノロジーへの投資は、前年から13%増加し、過去3年間にわたって合計3.7億ユーロ以上に達しています。シュプリンガーネイチャーのプラットフォームは、現在毎日790万回もの文献のダウンロードを支えています。これは、毎秒92回ダウンロードされているという計算です。
- 2018年から2021年にかけて、平均ダウンロード数は80%増加し、平均被引用数は同時期において40%以上増加し、インパクトおよびコストパフォーマンス(投資効果)の向上を実現しています。
- 不正論文をより早く、かつ効果的に見分けるためのAI(人工知能)などの新たなテクノロジーへの投資は、世界的に研究の出版量が増加する中で、科学的記録の公正性を支えています。
- パンデミックによる規制がほとんど解除され、子どもたちが再び学校に通う中で、教科書への需要の高まりがシュプリンガーネイチャーの教育部門の好調な業績につながりました。
シュプリンガーネイチャーのCEOであるFrank Vrancken Peeters(フランク・ブランケン・ピーターズ)は、次のようにコメントしています。
「私たちの役割は、研究における世界的なビジビリティーを構築し、発見への扉を開くことです。当社は、信頼されたブランドおよび優秀な人材、ならびに研究のエコシステムにわたる私たちのコミュニティーとのパートナーシップを通じて、これを実現しています。本レポートによって、これらのコミットメントと私たちの投資がどのような変化をもたらしているかについて、透明性をもって共有するために年次進捗を公開しています」
また、パンデミックに続き、2022年における、より多くの社員のオフィスへの回帰支援策についても紹介しています。昨年、当社は新たにおよそ2千人を雇い入れ、6万時間を超える研修と開発の機会を提供してきました。また、持続可能性、多様性、公正性、および包括性(DEI;Diversity, Equity and Inclusion)に関連する社員ネットワーク数が増加し、生活費の危機の中、追加の支給、ウェルビーイングの支援、友人や家族と過ごすことを可能にするために社員が一定期間海外から勤務することを認める新しいワーケーション・スキームなど、新たな方法で社員を支援してきました。
編集者への注記
本レポートは、下記のリンクよりアクセスいただけます
シュプリンガーネイチャーは、研究者、教育者、臨床医、そのほかの専門家に発見への扉を開きます。当社の出版物、書籍、ジャーナル、プラットフォーム、およびテクノロジーソリューションは、世界中で毎日何百万もの人々に届いています。180年以上にわたり、当社のブランドとインプリントは、これらのコミュニティーに信頼される知識の源となっております。今日では、これまで以上に、これらの人々が基礎的な知識にアクセスし、それらの研究を信頼し、理解し、利用できるようにすることが当社の責任であると考えています。それによって、研究者がより良い成果を創出し、前進し、後に続く世代の恩恵となるよう努めています。
詳しい情報は、group.springernature.com をご覧いただき、@SpringerNatureのフォローをお願いいたします。
宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
本リリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。
英語:Springer Nature data shows increased value for money for customers with delivery of increased publication usage and reach