【プレスリリース】シュプリンガーネイチャーと東京大学、サステナビリティとウェルビーイングのための不平等への取り組みをテーマとするSDGs Symposium 2025を共催
2025年2月8日にハイブリッド(現地とオンライン)開催するシンポジウムにおいて、不平等という多面的な課題への取り組みと、持続可能性のための科学の推進について議論します。
ロンドン|東京 2025年1月8日
シュプリンガーネイチャーと東京大学は、「サステナビリティとウェルビーイングのための不平等への取り組み」と題する2025 SDGsシンポジウムを2025年2月8日に開催します。このシンポジウムでは、日本の研究者や広範なコミュニティーのメンバーが集まり、不平等と持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の重要な接点を探求します。
私たちの活動が地球と社会に与える重要な影響についての認識が高まる中、持続可能な開発を達成するための強力な取り組みが行われています。しかし、持続可能な未来への移行における平等の実現は、依然として大きな課題です。社会内外で根強く存在する不平等は、サステナビリティとウェルビーイングへの進展に対して深刻なリスクをもたらします。多面的な不平等は解決が難しく、情報収集や知識生成が複雑であるため、学際的な知見の開発や理論と実践のギャップを埋めることが重要です。しかし、いまだに簡単な解決策は見つかっていません。
本シンポジウムでは、サステナビリティとウェルビーイングを達成するために、不平等を理解し、それにどのように取り組むべきかを批判的に検討します。SDG 5(ジェンダー平等を実現しよう)、SDG 10(人や国の不平等をなくそう)、SDG 17(パートナーシップで目標を達成しよう)および他のSDGsの接点で活躍する日本の研究者や実務家による発表が行われ、Nature 編集長であるMagdalena Skipper(マグダレーナ・スキッパー)も登壇します。講演者たちは、研究がこれらの重要な課題に対してどのように公平な解決策を提供できるかについて議論します。また、最先端の研究がどのように包摂的な方法で採用され、政策や社会において実行されるかを探求します。本イベントは、シュプリンガーネイチャーと東京大学が共催する6回目のSDGsシンポジウムとなります。
SDG 5(ジェンダー平等を実現しよう)、SDG 10(人や国の不平等をなくそう)、SDG 17(パートナーシップで目標を達成しよう)やサステナビリティ研究にご興味のある方は、事前登録(無料)により、どなたでも本シンポジウムにご参加いただけます(イベントページへのリンク)。また、シンポジウム終了後には学生のポスターセッションも開催されます。ポスターの募集は始まっており、提出の締め切りは、2025年1月22日です。
本シンポジウムの発表者(登壇順):
- 白波瀬 佐和子(東京大学特任教授、国連大学上級副学長)
- マグダレーナ・スキッパー(Nature 編集長、Nature Portfolioチーフ・エディトリアル・アドバイザー)
- 馬奈木 俊介(九州大学 主幹教授)
- 石原 保志(筑波技術大学 学長)
- 山口 悦子(公益財団法人 ジョイセフ 事務局長)
- 伊藤 たかね(東京大学 多様性包摂共創センター (IncluDE)センター長・特任教授)
イベントのプログラムおよびスピーカーのプロフィールは、イベントページをご覧ください。
シュプリンガーネイチャーのSDGsに関する取り組みについては、SDGプログラム(英語)のウェブサイトをご覧ください。
イベントに先立ち、藤井 輝夫氏とマグダレーナ・スキッパーがIn Conversationシリーズの一環として対談を行いました。対談の動画ならびに対談記事は、下記よりご覧いただけます。
動画:In Conversation - Magdalena Skipper and President Teruo Fujii - YouTube
対談記事:
協力と学際性:SDGsを再び活気づけるための取り組み(日本語)
Collaboration and interdisciplinarity: Pathways to reviving the SDGs(英語)
編集者への注記
国連の持続可能な開発目標(SDGs;Sustainable Development Goals)は、、現代の重要なグローバル課題に取り組んでおり、本シンポジウムでは、互いに強く交差する次のSDGsを取り上げます:SDG 5(ジェンダー平等を実現しよう)、SDG 10(人や国の不平等をなくそう)、SDG 17(パートナーシップで目標を達成しよう)。
【イベント概要】
イベント名:「SDGsシンポジウム2025:サステナビリティとウェルビーイングのための不平等への取り組み」
日時:2025年2月8日(土)10:00 – 13:00(日本時間)
場所:東京大学一条ホール(弥生キャンパス) およびオンライン(Zoomウェビナー)
主催:シュプリンガーネイチャー、東京大学
言語:英語(日本語への同時通訳あり)
対象者:研究者、科学政策立案者、学生、プラネタリーヘルス・SDGs・サステナビリティ研究・科学にご関心のある方
参加費:無料
【参加申し込み方法】
イベントページにある参加登録のページに必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
イベントページ:https://www.springernature.com/jp/researchers/campaigns/sdg-symposium-2025
これまでのイベントのプレスリリース(参考)
- プレスリリース(2019年):「Nature 創刊150周年 東京大学で記念シンポジウムを開催」
- プレスリリース(2021年):「シュプリンガーネイチャーと東京大学は、「SDGsシンポジウム2021:学際的科学から解決策を考える食料、水、気候、生態系の持続可能な開発目標」を開催します」
- プレスリリース(2022年):「シュプリンガーネイチャーと東京大学がSDGsシンポジウム2022「持続可能な未来につながるエネルギーシステム」を共催」
- プレスリリース(2023年):「シュプリンガーネイチャーと東京大学が共催、都市と自然を切り口にした「SDGs Symposium 2023」を2月28日に開催」
- これまでのSDGsシンポジウムのイベントレポート:2019年、2021年、2022年、2023年
- プレスリリース(2024年):「シュプリンガーネイチャーと東京大学、サステイナブルな未来に向けたプラネタリーヘルスをテーマとするSDGs Symposium 2024を共催」
- 藤井総長(東京大学)とガーストナー(シュプリンガーネイチャー)の特別対談記事(2022年):力を結集してSDGsに挑む
シュプリンガーネイチャーのSDGプログラムについて
シュプリンガーネイチャーの持続可能な開発目標(SDG)プログラムは、私たちの出版活動を様々なチャンネルを通じて主要なコミュニティーに可視化することにより、世界で最も困難な課題に取り組んでいる研究者と、世界をより良くするという目標を達成するためにその洞察を切実に必要としている政策やビジネスの実務家を結びつけることを目的としています。
シュプリンガーネイチャーでは、SDGsに関連する研究やリソースを集めた各SDGsのハブ(全17の目標をそれぞれハイライト)を公開しています。
本シンポジウムのトピックに関連するSDGsハブ:
SDG 5: Gender Equality: https://www.springernature.com/gp/researchers/sdg-programme/sdg5
SDG 10: Reduced Inequalities: https://www.springernature.com/gp/researchers/sdg-programme/sdg10
SDG 17: Partnerships for the Goals: https://www.springernature.com/gp/researchers/sdg-programme/sdg17
1877年に創立された我が国最初の国立大学である東京大学は、15の学部・研究科と11の附置研究所を有する教育研究機関です。現・藤井 輝夫総長により2021年9月に公表された基本方針「UTokyo Compass~多様性の海へ:対話が創造する未来(Into a Sea of Diversity: Creating the Future through Dialogue)~」のもと、様々なステークホルダーと協調して社会課題を解決していくことをめざしています。東京大学の詳細については、 https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/index.htmlをご覧ください。
シュプリンガーネイチャーでは、サービスを提供するコミュニティーとの協力のもと、知識を共有し、世界に対する理解を深めることにより、進歩に貢献していることを誇りとしています。当社は数百万人もの人々に対し、書籍やジャーナル、プラットフォーム、テクノロジーソリューションを日々お届けしています。またそれにより、新たなアイデアを見いだし、発見を共有する研究者や、医学の最前線に身を置く医療従事者、学習を進化させる教育者をサポートしています。当社では、180年以上にわたり信頼を集めてきた主要ブランドや、最も厳しい基準を遵守するという断固とした公約を通じ、世界が直面する喫緊の課題に対するソリューションの加速をサポートするとともに、未来の世代にインスピレーションを与えます。
学術出版社として、シュプリンガーネイチャーは、シュプリンガー(Springer)、ネイチャーポートフォリオ(Nature Portfolio)、BMC、パルグレイブ・マクミラン(Palgrave Macmillan)、サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)などの信頼されたブランドを有しています。
詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。
宮﨑 亜矢子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com