【プレスリリース】2024年、ネイチャー・ポートフォリオは3つのジャーナルを創刊
Nature Cities 、 Nature Chemical Engineering 、 Nature Reviews Electrical Engineering が、2024年1月、ネイチャー・ポートフォリオに新たに加わる
ロンドン|ニューヨーク|ベルリン 2023年3月30日
2024年1月、3つの新しいNature関連誌がネイチャー・ポートフォリオに加わります。出版社であるシュプリンガーネイチャーは、 Nature Cities 、Nature Chemical Engineering 、Nature Reviews Electrical Engineering を創刊して、SDGs関連および工学系のポートフォリオを拡大します。
Nature Cities は、SDGs(Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標)に関連したジャーナルであり、現在の変わり続ける世界において都市およびそれらの位置付けを広く理解するための研究、意見、アイデアを扱います。Nature Cities は、科学、工学、人文科学の原稿を掲載し、都市や都市化が人々、インフラストラクチャー、公衆衛生、より広範な環境に対して現在継続的にもたらしている課題と機会について、ローカルから地球規模のスケールまで、また過去から未来まで取り上げます。編集長のBill Burnsideは、次のように述べています:「都市やそれらの無数のプロセスを1つのレンズ、1つの視点、1つの場所から見ることにより、何が失われるのでしょうか? 地球が都市化して、多くの問題の主な原因が都市であるという認識が高まるにつれ、都市や都市化を広く検討し、世界中の学術分野の専門家を招いて分野を超えた共通の対話に導くジャーナルが必要なのです。」
Nature Cities は、 Nature Energy 、 Nature Human Behaviour 、 Nature Sustainability 、 Nature Food などのネイチャー・ポートフォリオジャーナルに加わり、今年1月に創刊されたばかりの Nature Water と共に、シュプリンガーネイチャーのSDGsへの取り組みを継続させ、世界の最も困難な問題に取り組んでいる研究者と、その洞察と分析から恩恵を得ることができる実務者を結び付けることを目的としています。
Nature Chemical Engineering は、ネイチャー・ポートフォリオの既刊の応用科学分野のジャーナルを補完するものであり、化学工学者、化学者、物理学者、環境学者、材料科学者などの幅広い科学コミュニティーに影響力を持つ、応用化学、物理学の最先端研究を出版します。編集長を務めるのはTom Durschであり、Nature Chemical Engineering は、古典的な化学工学や環境工学だけでなく、化学物質の広範な産業利用や、それが引き起こす課題、特に工学や持続可能性の観点から密接に関連する分野も取り上げます。
Nature Reviews Electrical Engineering は、臨床科学、生命科学、物理科学、社会科学、地球科学の総説や論評を掲載する、20以上の専門誌のポートフォリオに加わります。本誌は、研究者とエンジニアと産業界の間の科学的な交流のための包括的かつ学際的な場になるとともに、最高品質かつインパクトのある工学研究の展望と分析の出版を通して電子工学分野の専門家たちを結び付けるという大変大きな目標を掲げています。
編集長を務めるのはOlga Bubnovaで、 Nature Reviews Electrical Engineering に掲載される総説は、専門家、そして専門家以外の読者に細分化された分野、技術、応用について深い理解を促し、既存のギャップや課題を明確に示し、将来の開発のためのさまざまな現実的シナリオを提示します。
Vice President Nature JournalsのDeborah Sweetは、こららの新刊ジャーナルについて次のとおり述べています:
「 これらの3誌はいずれも、研究者が自らの最も重要な発見や分析を可能な限り幅広い読者に確実に届けられるようにすることで、世界の進歩を支持・支援することを目標としています。」
全てのNature関連誌と同様、創刊されるジャーナルは、専門の編集者チームが監督しており、一次研究および委託コンテンツについて、注意深い選定、委託、公正かつ厳格な査読、正確な編集、迅速な出版、広範な普及を管理します。
Nature Cities および Nature Chemical Engineering は、シュプリンガーネイチャーがオープンアクセスおよびオープンサイエンスを促進するための継続的な取り組みの一環として、完全OAジャーナルへの移行を目指し、転換ジャーナルとして創刊されます。
これら3つの創刊誌はすべて現在論文投稿を受付中です。
編集者への注記
新刊誌の詳細情報は、 Nature Cities 、 Nature Chemical Engineering 、 Nature Reviews Electrical Engineering のそれぞれ専用のウェブページを参照ください。
ネイチャー・ポートフォリオジャーナルの全てのリストはこちらをご覧ください。
シュプリンガーネイチャーは、1,700以上のジャーナルを転換ジャーナルとして、全ての一次研究にオープンアクセスの選択肢を与えています。これらのジャーナルが確実に完全OAジャーナルに移行し、転換ジャーナル要件(要件詳細はこちらを参照)を満たすことができるよう目指しています。シュプリンガーネイチャーの転換ジャーナルの詳細情報は、こちらをご参照ください。
ネイチャー・ポートフォリオは、生命科学・物理学・化学・応用科学など多岐にわたる分野で高品質のジャーナル、オンラインデータベース、研究者を対象としたサービスなど、科学界への貢献を目的としたサービスから成るポートフォリオを提供しています。
1869年創刊のNature は、世界有数の週刊の国際科学雑誌です。さらに、ネイチャー・ポートフォリオは、Nature リサーチ誌とNature レビュー誌をはじめ、オープンアクセスの主要な学際的ジャーナルであるNature Communications 、Scientific Reports など、研究機関と学会の協力によるNature Partner Journalsも出版しています。これらのジャーナルには、世界で最も重要な科学的発見が掲載されています。
オンラインのnature.comには、1カ月当たり900万人を超えるユーザーが訪れ、Nature のニュース記事やコメント記事、そしてNature Careersなどの科学求人サイトにアクセスしています。また、ネイチャー・ポートフォリオは、オンラインおよび対面によるトレーニングや専門家による英文校正サービスなど、さまざまな研究者支援サービスも提供しています。
詳しい情報については、nature.comをご覧いただき、@NaturePortfolioのフォローをお願いいたします。ネイチャー・ポートフォリオは、シュプリンガーネイチャーの一部です。
シュプリンガーネイチャーは、180年以上にわたり、研究コミュニティー全体へ最良のサービスを提供することによって発見の進展に貢献してきました。研究者が新しいアイデアを公開することを支援するとともに、公開するすべての研究が重要でロバストであり、客観的な精査にも耐え、関心を持つすべての読者にもっとも良いフォーマットで届き、発見、アクセス、使用、再利用、および共有されるようにします。私たちは、テクノロジーやデータの革新を通じて図書館員や研究機関をサポートし、学会に出版を支援するための優良サービスを提供します。
学術出版社として、シュプリンガーネイチャーは、シュプリンガー、ネイチャー・ポートフォリオ、BMC、Palgrave Macmillan、Scientific Americanなどの信頼されたブランドを有しています。詳しい情報は、springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。
三木 律子
シュプリンガーネイチャー
コーポレート・アフェアーズ
E-mail: ritsuko.miki@springernature.com
※ 本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。英語プレスリリースへのクリックはこちら