[プレスリリース] シュプリンガー・ネイチャー・グループ、出版社として初めて「The Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)」に署名し、炭素排出量実質ゼロを公約
シュプリンガー・ネイチャー・グループは、「The Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)」に署名し、気候変動への対策を講じることを公約
ロンドン|ベルリン|ニューヨーク 2021年4月21日
シュプリンガー・ネイチャーは本日、「気候変動対策に関する誓約」に署名したことを発表しました。この取り組みは、2050年までに炭素排出量実質ゼロを目指すパリ協定の目標を10年前倒しし、2040年までに達成するための対策を講じることを公約するものです。
シュプリンガー・ネイチャーは、研究・教育分野における世界最大手の出版社の1つとして、知識や発見をどのように発展させるか、およそ1万人の社員を抱える企業としてどのような運営を行うか、当社の事業が環境と社会にどのような影響を及ぼし得るかなど、事業のあらゆる側面について考慮した、持続可能な事業戦略を策定してきました。シュプリンガー・ネイチャーは、最も引用件数の多い気候変動関連ジャーナルであるNature Climate Change を出版しており、同誌は今月、創刊10周年を迎えました。
シュプリンガー・ネイチャーでは毎年、気候変動と持続可能な開発目標に関連する独創的な研究に関連した数千件もの論文と分析を出版しています。さらに、幅広い読者がその内容を咀嚼し、理解することができるように、その補足となるジャーナリスティックな記事を出版しています。当社は、事業活動の中で、社員の出張に伴う航空機利用の抑制、オフィス・倉庫設備へのエネルギー効率の改善策の導入、ならびにカーボンオフセット*への投資に重点的に取り組んでいます。今月初旬に発行した「Sustainable Business Report」最新版では、当社がオフィスと社有車、出張に伴う航空機利用に関連する炭素排出量に関して、カーボンニュートラル**を達成したことが確認されました。
シュプリンガー・ネイチャー・グループ最高経営責任者であるFrank Vrancken Peeters(フランク・ブランケン・ピーターズ)は次のように述べました。「シュプリンガー・ネイチャー・グループでは、気候変動対策を講じると同時に、自社が環境へ及ぼす影響に対処しています。当社の出版事業は、気候変動の軽減と適応、影響の抑制に関する教育の改善と意識の向上、知識の構築に貢献する力を備えています。シュプリンガー・ネイチャーは、エネルギー集約型の企業ではありません。しかし、気候変動のもとでは、すべての企業が自社のカーボンフットプリント***について検討する必要があると考えています。持続可能性に向けた当社の公約を共有する組織のコミュニティーの一員となることに期待を寄せています」
シュプリンガー・ネイチャーは、「気候変動対策に関する誓約」への調印により、自社の温室効果ガス排出量の測定・報告、脱炭素戦略の遂行、ならびにカーボンオフセットを利用した残りの排出量の実質ゼロ化を公約します。
*カーボンオフセット:日常生活や経済活動において、避けることができない二酸化炭素などの温室効果ガスの排出について、できるだけ排出量が減るよう削減する努力を行い、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することにより、排出される温室効果ガスを埋め合わせること。
**カーボンニュートラル(炭素中立):炭素のライフサイクル全体で見たときに、環境中に循環する二酸化炭素などの温室効果ガスの総量に変化が生じない(二酸化炭素の排出量と吸収量を同量にすることで相殺される)こと。
***カーボンフットプリント:日常生活や経済活動に関連して排出される二酸化炭素の排出量。
関連リンク
[プレスリリース] シュプリンガー・ネイチャー・グループ、自社のオフィスと社有車、航空便に関連する排出量に関してカーボンニュートラルを達成
シュプリンガー・ネイチャーは、研究者、教育者、臨床医、その他の専門家に発見への扉を開きます。当社の出版物、書籍、ジャーナル、プラットフォーム、およびテクノロジーソリューションは、世界中で毎日何百万もの人々に届いています。175年以上にわたり、当社のブランドとインプリントは、これらのコミュニティーに信頼される知識の源となっております。今日では、これまで以上に、これらの人々が基礎的な知識にアクセスし、それらの研究を信頼し、理解し、利用できるようにすることが当社の責任であると考えています。それによって、研究者がより良い成果を創出し、前進し、後に続く世代の恩恵となるよう努めています。
詳しい情報は、group.springernature.com をご覧いただき、@SpringerNature のフォローをお願いいたします。
2019年、AmazonとGlobal Optimismは、パリ協定の目標達成を10年前倒しして2040年までに炭素排出量実質ゼロの達成を公約する「気候変動対策に関する誓約」に共同調印しました。この取り組みは、炭素排出量削減に役立つ製品とサービスに対する需要が今後急増するという重要なメッセージを送るものとして、これまでに105団体が署名しています。詳細は、http://www.theclimatepledge.com/をご覧ください。
参考リンク:気候変動対策に関する誓約 (The Climate Pledge)の進展
宮﨑 亜矢子
シュプリンガー・ネイチャー
コミュニケーションズ
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E-mail: ayako.miyazaki@springernature.com
※ 本プレスリリースの原本(一部を除いて)は英語であり、日本語は参考翻訳です。