[プレスリリース] ネイチャー・リサーチに人類最大の課題を扱うジャーナル3誌が新たに登場
2020年1月、ネイチャー・リサーチのジャーナル・ポートフォリオにNature Food、Nature Cancer、Nature Reviews Earth & Environmentが新たに加わります。
ロンドン 2019年2月4日
2020年1月、ネイチャー・リサーチのジャーナル・ポートフォリオにNature Food、Nature Cancer、Nature Reviews Earth & Environmentが新たに加わります。シュプリンガー・ネイチャーは、この3つのタイトルを通じ、現代が抱える喫緊の課題に関する重要な発見を出版することによって、絶え間なく変化する研究コミュニティーのニーズに今後も応えてまいります。
世界の人口は、2050年までに100億人に達する見通しで、この人口増加に伴う飢餓および肥満の両方の課題に対して、科学は重要な役割を果たしていきます*。Nature Foodで取り扱う領域は広く多分野にまたがっており、食料の生産と流通、食料経済、食の倫理、食料政策、食品科学、およびヒトの栄養など、幅広いコミュニティーの研究を紹介します。
がんは、世界共通の健康問題で、全世界のがん患者の数は2018年の1810万人から2040年には2950万人に増加すると予測されています**。Nature Cancerは、生命科学から臨床科学、材料科学、創薬、ならびにがんが社会経済に与える影響に関する研究に至るまで、さまざまな論文を掲載します。このジャーナルは、がん関連のユニークで専門分野の垣根を越える研究を、毎月発信していきます。
Nature FoodおよびNature Cancerには、原著論文のほか、Reviews、Comments、Features、Perspectives、News & Viewsの各コンテンツを掲載し、それぞれの研究コミュニティーにとって関心の高いテーマを広く網羅します。
Nature Reviews Earth & Environmentは、地球科学、環境科学、気候変動、サステナビリティー(持続可能性)の各分野で権威ある研究者に執筆を依頼したReviews、Technical Reviews、Perspectives、Research Highlights、News & Views、Commentsの各コンテンツを掲載します。鮮やかなグラフィックと高機能なコンテンツは、多くの分野の読者を結びつける場となります。地球環境と人間の相互関係を踏まえ、サステナビリティー、政策、経済の視点からその社会的意義も取り上げます。
3つのタイトルは全て、オンラインのみの購読となります。2019年に申し込みの受付を開始し、創刊は2020年1月です。新たに加わる3タイトルもネイチャー・リサーチのほかのジャーナルと同様に、批評眼を持った優れた編集者が科学的に重要な論文のみを厳選して掲載します。いずれのジャーナルも厳格な査読、優れた校閲と製作、迅速な出版、編集の独立性をもって提供されます。
ネイチャー・リサーチとBMCでバイスプレジデントを務めるJames Butcherは次のようにコメントしています。「Natureの名を冠したジャーナルは、研究者が幅広い学術領域や政策担当者につながる独自の機会を提供します。当社の目的は、自然科学、応用科学、社会学にまたがる画期的なNatureジャーナルを出版することです。それを可能にするのは、国際社会が抱える喫緊の重要課題に取り組む研究コミュニティーをまとめる当社の糾合力です。」
出典
* 国連食糧農業機関
**世界保健機関 Cancer Tomorrow
※本プレスリリースの原本は英語であり、日本語は参考翻訳です。